今日はまず牛乳・乳製品についてお話しましょう。

牛乳神話の間違い
戦後日本に伝わってきた西洋医学的栄養学によって伝統ある日本古来の食生活を見失ってしまい、その結果ガンやアトピー性皮膚炎・糖尿病・花粉症など以前の日本にはなかった病気を生み出しました。
特にアトピー性皮膚炎などは社会問題となり、これからの子供たちの大きな不安材料といえます。

そろそろ、日本も自立して民族本来の食文化を取り戻さなければならない時が来ています。よく考えてみてください。昔のおじいちゃん、おばあちゃんは牛乳、乳製品を全く摂っていませんでした。しかし、当時の日本人は背筋もピーンと伸び、世界でもトップクラスの骨の強さでした。今の子供たちはどうでしょう。牛乳・乳製品を大量に採っているのにポキポキ骨が折れています。
牛乳=完全栄養食品、牛乳=カルシウム、体が大きい=健康優良児という間違った情報による短絡的な思い込みは非常に危険です。
まず、母乳というのはすべて母親の血液であるということを再認識してください。哺乳動物はお腹の中にいる時やまだ自分で何も食べることができない時はすべて母親からの血液(お乳)だけを飲みます。従って血液(お乳)は完全栄養食品でなければならないのです。
牛乳は子牛にとって、馬乳は仔馬にとって、人乳は人の子にとって完全栄養食品なのです。その動物の生命プロセス(育ち方・免疫力・自然治癒力など)にあった成分が入ってます。例えば草食動物は生まれてすぐに立ち上がり、数時間で歩き、約一年半で大人になり約20年で生命が終わります。すなわち、強い力と大きな体をつくるのが主成分なのです。
人間はゆっくりと育ち、大きな体よりも、理性や知性などの知能を発達させるのが主成分なのです。
そのようにプロジェクトされた牛のお乳を人間が飲んだらどのようになるでしょう。
知能どころか脳も低下していくことがわかっています。また、アメリカでは突然死症候群の原因は粉ミルクの高たんぱく、高脂肪のために、骨・内臓・脳の成長バランスが狂い、急激な成長についてこれない細胞がでてきたものという研究結果も出ています。
また、大自然の中で、お互い取り合いにならないようにもできています。
ライオンがトラの、牛が馬の、犬が猫のお乳は横取りしません。すべて母親のお乳を飲むようになっているのです。5000種類の哺乳類の中で他の乳を飲むのは人間だけです。いわんや、離乳期をすぎてもまだ飲むのは人間だけなのです。
お乳は草を噛めないから、ご飯を食べれないからあるのです。
しかしカルシウムがたくさん入っているからというお声が聞こえてきます。
それでは成分表を見てみましょう。




骨の栄養に必要なものは主にカルシウムとリンです。

なぜ100gあたりなのに、カルシウムやリンだけmgで表現してあるのでしょう。
なぜカルシウムは0.1g、リンは0.09gと表現しないのでしょう。
100mgと書いてあるとたくさん入っているように錯覚します。
それに水分、たんぱく質、脂質、糖質で99.3%占めています。

最近は動物性のタンパク質、脂肪はあまり摂取しないように言われているにも拘わらず、こんなに毎日摂ると、小児成人病(糖尿病など)が増えるのは当たり前です。
アメリカの多くの小児科では、すでに低脂肪のスキムミルクですら1日コップ一杯以上飲むなと教えます。またアメリカ全土で牛乳離れもかなり進んでいます。子供たちの知能低下、視力低下、お年寄りの白内障・骨粗鬆症、あらゆる難病・奇病のほとんどが牛乳・乳製品の害なのです。特に、子供たちの視力低下やお年寄りの白内障は、砂糖の摂り過ぎとヨーグルトの中のガラクトースという成分が水晶体に集まり、白濁させる病気であるというデーターも出てきました。また骨粗鬆症という病気も昔の日本人にはほとんどありませんでした。骨がスカスカになる病気は北欧つまりスカンジナビア半島あたりのスウェーデン・フィンランド・ノルウェー・デンマーク・スイスなどにあった病気なのです。北欧は寒冷地帯で作物はほとんど出来ず草しか生えません。そこで現地の人々は家畜を飼って草を食べさせ、その家畜のお乳を飲んだり、醗酵させたチーズやヨーグルトを食べて栄養を摂ってきたのです。しかし、その代償として骨がスカスカになるという病気をもたらしました。それが先進国に広がり、今や、骨粗鬆症は20代から30代にも起きるようになってきました。またガンの発症率も世界一だということも注目すべき点であり、日本もそれに追随しているということもよく考えなければなりません。つまり、カロリー計算や現代栄養学には、なぜお乳というものが存在するのか、また野菜などの旬の事など自然の摂理(循環の法則・身土不二など)という一番大切な人間の智や意では動かすことのできない法則が抜けているのです。



もう1つだけ大切なことがあります。草食動物は目が優しく、持久力があり、平和的で、一度も相手を殺しません。肉食動物は、目が獰猛で、気が荒く、短く、すぐにきれます。また一生相手を殺し続けます。今の子供たちは、動物性食品の採りすぎで、肉食動物のような性格になっていませんか。もうそろそろ、学校教育や家庭の躾やテレビゲームやパソコンに原因を持っていくのをやめ(もちろん大切です)、その前に食べ物、環境ホルモン、電磁波など、体の中に進入し精神障害・脳障害・内臓障害を起こしている事が根本にあるということを認識しなければ子供たちの未来は悲惨なものとなるでしょう。いくら心だけ正そうとしても、はらぺこで動けなくなった子供にマラソンをさせるようなものです。
食という字は人を良くすると書きます。性格(心)もつくるということです。どうか将来のこの日本を支える子供たちのために早く学校給食から牛乳が無くなり、和食にお茶が出るようになることを心から願っています。

まだまだ乳糖の恐さ、吸収率が良いという誤解、動物性食品はほとんど摂らなくてもよいという根拠、カルシウムは何からとったらよいのか(サプリメントではダメ)などもっとお話したいことはありますが、詳しくは断食セミナーで科学的に数字的に皆様が納得いくまでご説明いたします。

次回は、減塩神話の間違いについて